おばけのべんりやさん(1/3)

文と絵・sora sety

こわがっていた まちの ひとたちも、
タダと きいて ためしてみることに しました。
まずは、ひとりぐらしの おばあちゃん。

「じゃあ、ねこのても かりたいくらい いそがしいから、
ばけねこちゃんに おつかいを たのもうかしら?」
しんせんな おさかなを、かってきて ちょうだいね。」

おばあちゃんは、ばけねこちゃんに おさいふを わたしました。

ばけねこちゃんは、すばやく さかなやさんへ。
めを キラッと ひからせて、いちばん しんせんな さかなを えらびました。
そのさかなは、とっても おいしかったんだって。

sora sety について

(ソラ セティ) シドニー在住。日本では、幼稚園教諭として勤務。 幼い頃から本が好きで、幼少時には 友人宅の本を読み尽くしたことも。趣味は読書と 絵本集め。 現在は、バイリンガルである2人の娘たちと、日本語で作るお話作りを楽しんでいる。