「キバが あったら ポナシを たすけられなかったよね。あのとき、キバが なくてよかったって、はじめて おもったんだ」
「キバが あっても なくても、カルルは ゆうきが あるし、やさしいよ」
ポナシは いいました。
「がけの うえまで とびあがったときに、しっぽが なくても、じぶんの やりかたで そらを とべるんじゃないかって きが してきたんだ」
「あんな すごい アイデアが うかぶポナシなら、きっと できるよ」
カルルが いいました。
しっぽのないマプ(5/5)
文と絵・エンプティ・オーブン