そらの おうじゃ ラノ (3/4)

文・中村文人   絵・坂木浩子

海岸線しばらくすると、かいがんせんまで やってきました。

「ラノさま、ここから さきは、スピノサウルスの なわばりなんです。おれが あんないできるのは ここまでです」

「わかった。ごくろうだったな」

「おきを つけて、ラノさま」

「わかった。ケツアルよ、たっしゃでな」

ふたりは わかれました。