たいようが、かがやいていた。よく晴れた朝だ。
そして、月もかがやいていた。星がきれいな夜だ。
半分が朝で、半分が夜になっているのだ。
「学校も、ねてるからね」
ぴりーこぱんがとなりに来て、あんこちゃんに言った。
あんこちゃんは、ぴりーこぱんがちょっとこわくなってきた。このまま、みんながねむったままだったらどうしよう・・・
「ね、だからじかんはだいじょうぶでしょ?」
ぴりーこぱんはぜんぜん気にしていないようすで、にこにこして言った。
「あんこちゃん、あそぼうよ!」
あんこちゃんは、ドキドキしながらぴりーこぱんにたずねた。
「いっしょにあそんだら、みんなはちゃんとおきる?」
「だいじょうぶ! ぴりーこぱんがかえったら、ぜーんぶみんなもとどおり」
ぴりーこぱんは、くるくる回りながら答えた。
「わかったよ」
あんこちゃんは、しぶしぶ言った。
ぴりーこぱんがあらわれたとたん、ふしぎなことがつぎつぎおこって、ちょっとこわい。けど、あそばないと時間が元通りにならないみたいだからしかたない。
「何してあそびたいの?」
あんこちゃんがきくと、ぴりーこぱんは、またまた元気に答えた。
「まずはおなかがすいたから、いっしょにパンつくろ!」
「あそぶんじゃないんかーい!」
あんこちゃんはツッコミをさくれつさせた。
そしたらこわかった気分がふっとんだ。
ツッコミはやっぱりさいきょうのぶきだ。