ふわり たまさぶろう 文・季巳明代 絵・もも りこ カッパからげて さんどがさ、いきなすがたの たまさぶろうが、のはらで ひとやすみ しようと していると、 「おっかちゃんを、はなせぇ!」 とつぜん きこえて きた こネコの かなしげな こえ。 みると、きれいな ミケネコが、がらの わるい どらネコに いじめられている ところ だった。 「どらはちさんに、おっかちゃんが つれていかれちまうんだょぉ・・・」 こネコは、くちを へのじにして ないた。 2 / 6«12345…»最後 »