『ソフィーのイヤイヤき』
ローズマリー・ウェルズ 作
ホール 美紗衣 訳
フェーズシックス
2022年6月30日刊
◆誰もが悩まされる時期
今回ご紹介する絵本は全米でロングセラーとして半世紀に渡り愛され続けているローズマリー・ウェルズの作品です。
日本語に翻訳され、初めて日本でも読むことができるようになりました。
「イヤイヤ期」と言えば、子どもを持つ親なら誰もが悩まされる時期ですね。
この絵本に登場してくるソフィーもちょうど2歳になる誕生日の朝からご機嫌ななめ、まさにイヤイヤ期のまっただなかです。
朝起きて、ママから「ソフィーは何歳になったのかな?」と聞かれても何も答えません。
ママが持ってきた素敵なドレスも「イヤ!」と言って着ません。
パパはソフィーのためにブルーベリーパンケーキを作って、二本の蝋燭も飾ってくれました。
でも、ソフィーはそれが気に入りません。
そんな中、誕生日プレゼントを持ってきたおばあちゃんが訪ねてきます。
でもそのプレゼントの中身で遊び始めると、また気に入らないとイヤイヤが始まります。
そこで、見るに見かねたおばあちゃんはソフィーと一緒にお出かけすることにしました。
おもちゃ屋さんに寄ってみても、ソフィーのイヤイヤは止まりません。あれもこれもイヤイヤばかり。
困り果てたおばあちゃんは、思いついたあることをソフィーに提案します。
その内容とは・・・。
そのことでソフィーのイヤイヤもようやく落ち着き、最後は楽しみながら誕生日をお祝いできるというお話です。(次ページに続く)