ガラガラドンと そらの まつり(4/4)

文と絵・みろかあり

おおじゃぐちは、とっても おおきかった。
おとなたちが  なんにんかで  まわしはじめた。
だけど なかなか  うごかなかった。

「ボクらも  てつだおう!」
「おー!」
さっき、いっしょに  あそんだ  カミナリの  こどもたちも  くわわった。
「えいや こらや  やっとこせ!」
ギ、ギギギ・・・と  おおきな  おとを  たてて  おおじゃぐちが  まわりはじめた。

ギギギィ~
ひときわ  おおきな  おとが  ひびいた。

ザンザカザー
つぎの  しゅんかん、おおあめが  ふったんだ。

ボウボウに  もえていた  もみのきの  ひは、またたくまに  ちいさくなった。
「よかった。やまかじは  ふせげたぞ!」
「やったぁーっっ!!」

ボクらは  みんなで だきあって  よろこんだ。

みろか あり について

東京都出身。絵本作家、イラストレーター。 イラスト、さし絵を担当した本は『KGBスパイ式記憶術』(水王舎)、『仏像の光と闇」(水王舎)、『おもしろ“紙学” エコ:紙はやさしいんだ!」(くもん出版)、『 もらった子ネコ、かえします』(CATパブリッシング)。 ブログとHPやっております。遊びに来てください。 ブログ: みろかありのブログ HP:みろかありのページ