◆描きながらイメージを膨らませる
入稿までの制作過程ですが、まずは季節やイベントを意識しながら、その月に合ったイラストと靴をラフ画で描いていきます。
2月号ならバレンタインをテーマにして背景をピンク色にするなど、描きながらどんどんイメージを膨らませていきます。
ある程度イラストが決まってきたら、全体像を分かりやすくするため、ペンや絵具で色をつけたラフ案をクライアントに送ります。その後、修正や変更箇所などをつめていきます。
最初のラフ案から大きな変更はありませんが、その季節に合わせる靴や全体バランスなどアドバイスをもらいながら、修正していきます。
私の場合、原画は手描きなので後からの修正が難しく、ラフ案の段階でほぼ原画に近い形までつめていきます。そして最終確認をしてもらい、原画制作に取り掛かります。
ラフ案の提案から原画入稿までの日程は約1週間です。
来月号はどんなイラストにしようかと考えているうちに、あっという間に制作時期がやってきます。最近ではアパレルショップやファッション雑誌、街を歩く人の靴に注目するようになり、デザインや色の組み合わせ方など参考にしています。
今月号はどんなイラストにしようかと毎月ワクワクしています。これからも素敵な表紙を飾れるように頑張っていきます。