じめんを あるく セミを カエルが みつけました。
「わぁー たいへんだ!! にげろー!!!」
そして、おおきな なにかが セミの うえに!!
にんげんの くつ です!
「わぁー なんだ コレ!? にげろー!!」
やっとの おもいで セミは にげきりました。
セミは、すこしずつ あるいて じぶんが ながいあいだ
くらしていた コナラの きに のぼりはじめました。
「セミくん、よくここまで あるいてきたね!
またあえて うれしいよ!」
「コナラさん、コナラさんは
こんなに おおきな すがたを していたんですね!
ぼくも あえて うれしいです!」
「おとなに なるまで あとすこしだ!
セミくん、ゆだんぜずに がんばって!」
「はい! がんばります!」
そうして、セミは コナラの きの えだを
いったりきたりして、おとなに なる ばしょを きめました。