第2回 絵本セラピー®との出逢い
基礎絵本セラピスト®の「えみっち」こと中村恵美です。
前回、簡単に自己紹介しましたが、私は岡山でフリーアナウンサーのお仕事をしつつ、高校生と小学生の息子と旦那様と金魚一匹に囲まれて暮らしております。
◆初体験の「読み聞かせ」
「アナウンサーさんだから、絵本読むの上手なんでしょ~」「お子さんはきっと絵本好きなんでしょ~」と言われることもありますが・・・アナウンサーの仕事で絵本を読むということは皆無です! ですから子育てをして、初めて「絵本の読み聞かせ」を体験しました。
私自身は親から絵本を読んでもらった経験はありません。共働きだったので、母が帰宅するのはいつも夜遅く・・・。テレビ見て帰宅を待ち、夜更かしして寝るという不健康きわまりない生活を幼少時代は送っていたのです。ですから、「読み聞かせ」は本当に初体験。初めての読み聞かせは、きっとみなさん自己流ですよね。読み方も「これで良いのかな?」「どんな本が良いのかな?」と手探りでした。だいたい子どもが保育園や小学校から借りて帰ってくる絵本を「読み聞かせる」感じで。
そんな時、子どもの小学校で「読み聞かせボランティア」をやりませんか、とのお誘いが。10年前のことです。もちろんお引き受けしました! そして、「学年ごとにウケる絵本が違う!」「1対1の読み聞かせと、大人数の読み聞かせでは選ぶ絵本が変わる!」ということを実感し、「絵本の読み聞かせって面白いなあ」と感じ始めたのです。
一度スイッチが入るとのめり込むタイプで、図書館を巡って絵本を探しまくり、自分の中に絵本ネタのストックをしていきました。幸い長男は、超がつくほどの本好きで休日には図書バッグをもって二人で図書館の梯子をよくしていました。なぜか長男は「水木しげる」さんが大好きで「水木先生」と呼んで慕うほど。妖怪本ばかりみていましたね~。