第3回 絵本セラピー®のテーマ選び
こんにちは! 絵本セラピストの「えみっち」こと中村恵美です。
なんとこの度、認定試験を受けまして「基礎絵本セラピスト」から「絵本セラピスト」になりました~~。
さて、お久しぶりの公開となりました・・・。「まだ、絵本セラピーの本題に入ってないぞ~~!」「続きが気になる!!」という熱い(?)声におこたえし、やっと絵本セラピーの具体的な進め方についてお話しいたします(ここまで引っ張ってしまいスミマセン!)。
◆絵本セラピストは材料を提供するだけ
私が「絵本セラピー」を学んだ「絵本セラピスト協会」のテキストによりますと、【絵本セラピーの定義】を 「絵本セラピーとは(絵本を介した)コミュニケーション(交流)を通して、参加者(と絵本セラピスト)の気づきと行動変容を援助する『場づくり』である」としています。
詳しくは「絵本セラピスト協会」のHPにも載っていますので、興味がある方はご参照いただきたいと思いますが、決して何かの療法や医療行為ではなく、「絵本の力を借りて、参加者が自ら気づき、その人のありのままを自然に引き出すワークショップ」なのです。
絵本セラピストと参加者はあくまで同等。先生と生徒のような関係ではありません。
絵本セラピストは材料を提供するだけ。とはいえ、その場を作るのも、絵本選びも、問いの設定も絵本セラピストが行うわけですから責任は重大だと私は思っています。参加者の顔を思い浮かべて、1冊1冊丁寧に選びます。
そのプログラムの作り方ですが、私の場合、1回の開催で約60分。その都度、テーマを設定し、5冊の絵本を紹介します。
私が毎月1回「大人のための絵本セラピー」を開いているのが岡山市内にある絵本カフェ「絵本のNAYA」さんです。
これまでに、パン屋さんや雑貨屋さん、いわゆるセミナールームでも開いたことがあります。
この「場所」も重要な要素です。場所によって、集まる層が変わってくるからです。
ママさん、大人女子、第二の人生を謳歌しているお姉様方、自分探しをしている独身男性・・・等々。
そして、開催場所と時期などに合わせてその回のテーマを決めます。
「夏! なつ! ナツ!」「雨をたのしむ」「下弦の月」「ママが笑顔になる絵本セラピー」などなど。