田村理江さん、シリーズ3巻目を上梓

田村理江さんの『謎解きカフェの事件レシピ ゆめぐるま』の3巻目が国土社より発売となりました。
お近くの書店やAmazonなどのネット書店でお求めいただけます。
ぜひご一読を!

謎解きカフェの事件レシピ ゆめぐるま〈Recipe3〉事件と遊びのボーダーライン
田村 理江・著  pon‐marsh・絵
国土社・刊 定価900円+税

おうちカフェ<ゆめぐるま>に置かれた“のろわれたイス”のせいで、次々と不吉なことがおこる。はたして詩織は事件の真相にたどりつけるのか!?謎解きが大好きな女の子におくるヒミツの物語。

作者の田村理江さんからメッセージをいただきました。
「『ゆめぐるま』シリーズの3巻目は、1巻や2巻と比べると、ちょっとシリアスな内容です。主人公・詩織の親友ユッピのもとへ“不幸のメール”が届いたところから物語が始まります。

私が小学校低学年の頃、“不幸の手紙”というのが流行っていて、こんな葉書が送られてきました。
『これは不幸の手紙です。同じ文面を書いた葉書を、10人に送らないと、あなたが不幸になります』

いわゆるチェーンメールですよね。不幸の手紙が、どんどん広がっていくシステム。小学生だった私は『不幸になるのはイヤだ』と単純に恐れ、かといって友だちに送っていいものか考えあぐね、父親に相談しました。
そして父親は、10枚の不幸の葉書を、全て警察署宛てで投函したのでした。困り事はおまわりさんへ。チェーンメールはとりあえず途切れたわけです。