絵本の中の美味しいお菓子② ショウガ入りクッキー

米粉を使って
さて、この物語はピッピの日常と活躍を1話完結でストーリー展開されていきますが、1話ずつ、象徴的なお菓子やお料理が出てくるのも特徴です。スウェーデンは「ジンジャークッキー」が有名ですが、ピッピも大好物のようで、500枚も「ハートがたのショウガ入りクッキー」を焼くほど! ブリキ缶に入れると保存がきくので、これも航海時に教わった知恵なのかもしれませんね。

このクッキーは、ピッピがお隣のトミーとアンニカと三人で「コーヒー会」を開く時のお菓子になったり、おまわりさんに無理やり『子どもの家』に連れていかれそうになったシーンでも登場します。おまわりさんから逃げ回って疲れたピッピは、14枚も一人でこのクッキーを食べたそうです。

その「ハートがたのショウガ入りクッキー」を小麦粉の代わりに米粉を使って再現してみました。ピッピのように一度に500枚も焼くのは大変ですが、作りやすい分量でご紹介いたします。

三輪桃加 について

兵庫県出身、東京都在住。お料理と絵本、明治~昭和初期のレトロな文化をこよなく愛す。自身の体調不良から毎日食べることの大切さを痛感し、大学で食物学(栄養学)を学び、シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)の資格を取得。 「真の"美"体質」をモットーにダイエットや食を通した健康・美容関連記事、食育絵本などを手掛けている。 ブログ:野菜&果物の美養栄養学