『おばけのケーキ屋さん』
SAKAE 作・絵
マイクロマガジン社
2013年12月28日刊
◆世界一美味しいケーキを作るおばけ
あなたが、毎日出会って一緒に過ごしている人、それは家族、友人、仕事仲間など様々。でもその人と過ごせる時間が有限であることをどれほどの人が感じて生きているでしょうか?
出会えたこと、一緒にいられることを当たり前だと感じてしまいがちです。
そのことがどれほどかけがえないのない時間であるのか、奇跡であったのかに気づくのは、別れの瞬間が訪れてからということも少なくありません。
今回は、そんな命の大切さ、人が亡くなった後も思い続ける愛について考えさせられる絵本です。
あるところに、世界一美味しいケーキを作って、その美味しさで人を驚かせることが大好きなおばけがいました。
おばけは太陽の光を浴びると消えてしまうので、おばけにとっては夕方が朝と同じ。なので、夕方になるとせっせとお店の開店準備を始めるのです。(次ページに続く)