ドイツのやや西側にバート・メルゲントハイム市という町があります。先日、同市の文化施設で童話をもとに、姉妹都市の子供たちが描いた絵の展覧会が行われました。
◆姉妹都市が集合
バート・メルゲントハイム市はバーデン・ヴュルテンベルク州にある人口2万2000人余りの小さな町ですが、1526年から1809年までドイツ騎士団の本部所在地だったという歴史があり、そのお城は、現在ミュージアムになっています。その佇まいも、展示品にも圧巻されます。
先日、同市の文化施設「カルチャーフォーラム」にて「オランジア 空飛ぶドア」という絵の展覧会のオープニングがありました。市内のアートNPOのイニシアティブで実現したもので、同名の創作童話をもとに、子供たちが描いた絵の展示です。
面白いのが、この絵はバート・メルゲントハイム市、および同市の姉妹都市の子供たちが描いたものという点。
同市はボルゴマネーロ(伊)、ディーニュ=レ=バン(仏)、サン・マリ・デュ・モン(仏)、そして笛吹市(山梨県)と姉妹都市関係があります。9月10日に行われたオープニングでは、ボルゴマネーロ(伊)、ディーニュ=レ=バン(仏)、そして笛吹市の人々が集い、盛大に行われました。