「絵本・童話」カテゴリーアーカイブ

ぼくたちは夏の道で（12/12）

ぼくたちは夏の道で（12/12）

元気でいるのだろうか？早く、ちび夏に会いたい！！！ああ、ちび夏

ぼくたちは夏の道で（11/12）

ぼくたちは夏の道で（11/12）

しばらくすると、裏庭に、きれいなおねえさんが現れた。白いシャツに、スリムなジーンズ。長い髪は、後ろでぎゅっと結ばれている。

ぼくたちは夏の道で（10/12）

ぼくたちは夏の道で（10/12）

「パピ！」山野辺さんが、両腕を広げる。パピは、勢いよく、その腕の中に飛びこんで・・・、飛びこんで、すり抜けた。

ぼくたちは夏の道で（9/12）

ぼくたちは夏の道で（9/12）

山野辺さんは、山の展望台の下でずっと待っていたのだと、ぼくに話した。「花火が終わるまで、ずっと」しかし、すぐに、言った言葉を打ち消した。

ぼくたちは夏の道で（8/12）

ぼくたちは夏の道で（8/12）

「どうした？」ふり返る山野辺さんに、「い、いえ、なんでも」ぼくは首をふる。「そうか」と歩き出す山野辺さんのうしろで、見間違いかもしれないと目をこすってみ

ぼくたちは夏の道で（7/12）

ぼくたちは夏の道で（7/12）

「なぜ、おねえちゃんより先に行く。ほら、もっと遊ぼう。パピの好きな肩のりのりも、頭のりのりも、まだしてないじゃないか」どんどん透けていくパピを、山野辺さんは

ぼくたちは夏の道で（6/12）

ぼくたちは夏の道で（6/12）

チャッピーが、心配そうに、見上げてる。「あれ、ついてきてくれたのか」

ぼくたちは夏の道で（5/12）

ぼくたちは夏の道で（5/12）

「原因は、たぶん、これだ。奈良漬で酔っぱらう人間がいるという話は聞いたことがあるが・・・」

ぼくたちは夏の道で（4/12）

ぼくたちは夏の道で（4/12）

これを、と山野辺さんは、電柱を示す。そこには、ポスターが貼ってある。

ぼくたちは夏の道で（3/12）

ぼくたちは夏の道で（3/12）

パーンと音がして、遠くの空に、花火が咲いた。近くで見る華やかさはないけれど、心にじんとくるほど、きれいだ。すぐうしろで、あんな光景が繰り広げられてい