コロキパラン・・・キロラポン・・・オルゴールの調べとともに

コロキパラン 春を待つ公園で

たかどのほうこ・作 網中いづる・絵
のら書店 2022年1月28日刊

◆オルゴールの音色が

2月のある日曜日。大学一年生のわたしはクラスメイトの森田さんと一緒にバレンタインのお仕事のアルバイトをすることに。
広い公園の真ん中でチョコレート屋さん『ムッシュ・チョコット』の店長さんのお店の手伝いをしています。

すると、コロキパラン・・・キロラポン・・・コロキパラン・・・キロラポン・・・、車輪つきの大きな木箱のハンドルをまわすひとりのおじさんが現れます。その音色はおとぎばなしにあるようなオルゴールの音色でした。
お店ではチョコレートに添えるカードに、チョコを渡す人の似顔絵を描いてあげるサービスもしています。

その仕事に抜擢されたのは、主人公のわたし。実は似顔絵を描いたことなんてなかったのですが、授業の合間に描いた先生の似顔絵を森田さんに見られていて、それがきっかけでこのアルバイトをすすめられたのです。
オルゴールの音色を聞きながら、一生懸命描いているとチョコレートを買う人だけでなく、段々と野次馬も増えてきました。目をキラキラさせながらペンが走る様子を見ています。(次ページに続く)

えもり なな について

江森 奈々(えもり なな)1985年神奈川県生まれ。京都府在住。イラストレーター、アーティスト、サウンドヒーリングアーティスト、ヴィーガンレシピvcook認定シェフ、モデル。現在、保育士をしながら作家・絵本作家として活動中。テーマは「自分を愛する」「自分らしく生きる」「自己肯定感を高める」。 パレットクラブスクール19期絵本コース卒業。トムズボックス2019冬季ワークショップ修了。 『絵本作家になるには、絵が描けないと無理ですか』(CATパブリッシング)の挿絵を一部担当。 ●YouTube:【7's BOOKSHELF】 ●Ameba blog:【7's Diary 自分らしく生きて人生を楽しもう☆】 ●Instagram:【nana_museum】