あさがおの木(3/4)

文と絵・なりくら

あさがおの木3-2さくらじいさんは、めを とじて、あさがおたちの ことや、たのしかった おはなみの だいえんかいを おもいだしました。

「どんどん、どんどん、おおきくなるよ」
あさがおたちは、とっても かわいかったなぁ。
「さくらじいさん、とっても きれいだよ」
りすの ぼうやが、ほめてくれたなぁ。

「さくらじいさんも、ほら、いっしょに さけを のもう」
たぬきの おやじが、さけを くれたなぁ。
「さくらじいさん、うたが うまいんだねぇ」
くまのじいさんが、ほめて くれたなぁ。
「さくらじいさん。また、はなを さかせて ごらんよ」
うさぎの おかあさんが、はげまして くれたなぁ。

たのしかったことが、たくさん うかんできます。
すると、
「さくらじいさん」
とよぶこえがきこえました。

なりくら について

二男子の母。印刷会社を退社後、自営の仕事をしながら、趣味でイラストや絵本を描いています。夢は、描いた絵本をたくさんの人に読んでもらうこと。日々精進しながら、作品を増やしていきたいと思っています。 ブログ:なりくらわーるど