さくらじさんが、めを あけると、りすと うさぎの ぼうやが いました。
「さくらじいさん、また あさがおの きに なってね」
つぎに、うさぎの おとうさんが、こえを かけてきました。
「さくらじいさん、このあいだは、とっても きれいだったよ」
たぬきの おやじも やってきました。
「さくらじいさん、また、いっしょに さけを のもう」
そういって、くいっと さけを のむまねを しました。
くまの じいさんも やってきました。
「さくらじいさん、また いっしょに うたおうか」
「ああ、そうだね。また みんなで、だいえんかいを したいね。たのしみだなぁ。わははは」
さくらじいさんは、おおきな こえで わらいました。
はだかんぼうだけど、さくらじいさんは、ひとりぼっちじゃ なくなりました。