「ありがとう、天女さん」
「お礼を言うのは私の方です。あなたが羽衣を見つけてくれなかったら、私はあの男の妻にされ、散々な目にあうところでしたよ。お礼をしたいけれど、何か、望みがありますか?」
「それだったら・・・」
美里はタブレットの問題を天女に見せました。
「ひょっとして、答えをご存じじゃありませんか?」
「『浦島太郎が去った後、おとひめがどうなったか』ですって。それなら、よく知っていますとも」
「本当ですか! 教えてください!」
文・伊藤由美 絵・伊藤耀
「ありがとう、天女さん」
「お礼を言うのは私の方です。あなたが羽衣を見つけてくれなかったら、私はあの男の妻にされ、散々な目にあうところでしたよ。お礼をしたいけれど、何か、望みがありますか?」
「それだったら・・・」
美里はタブレットの問題を天女に見せました。
「ひょっとして、答えをご存じじゃありませんか?」
「『浦島太郎が去った後、おとひめがどうなったか』ですって。それなら、よく知っていますとも」
「本当ですか! 教えてください!」