ゴホンゾンサマ(1/3) 文と絵・中西恵子 「じいちゃんおきて。これ、なんてかいてあるの?」 「なんだい、じろう。こんなに朝早くから。どれ、てがみだって?」 じいちゃんはねむそうな目をこすってよみました。 『この犬はトムといいます。 びょうきのわたしのかわりに、おまいりにいくところです。 もし、道にまよっていたら、どなたか、じんじゃにつれていってやってください。 よろしくおねがいいたします』 「じろう、川むこうのじんじゃにつれていっておやり」 「うん、そうする。ありがと、じいちゃん」 2 / 4«1234»