◆スマホが時間泥棒に?!
舞台のほうはというと、時間が経つ様子などを「サーカスチーム」が一輪車、ジャグリング、ディアボロ、アクロバットなどで表現するあたりは工夫が見られ、サーカス+演劇というアイデアがうまく生きていました。
それから時間泥棒はグレーのスーツを着た血色の悪い「灰色の男」としてたくさん登場します。彼らは皆葉巻をくわえており、この葉巻がなくなると消えてしまう。一方、学校版「モモ」では、「灰色の男」たちにスマホをもたせた。お喋りをし続ける彼らが、「あー、バッテリーがなくなってしまう」といって消えてしまう。スマホが時間泥棒になっているということでしょうか。脚本を書いたのも生徒ですが、なかなかのアイデアです。