バクのうんこ(2/5)

文・卯枝野由美子   絵・大原司朗


きょうは にちようび。
かずくんは きんじょに すむ おじいちゃんの ところに あそびに いきました。
おじいちゃんは、にわの はたけで やさいや はなを そだてるのが とくいで とれたて しんせんな やさいを いつも おすそわけして くれます。

ぱらぱら と おじいちゃんが つちの うえに なにか まきました。
「おじいちゃん、それ なあに?」
「これか。これは けいふんだ」
おじいちゃんは つづけます
「にわとりの うんこだよ。
『ひりょう』といって、やさいの えいように なるんだ。やさいが おおきく りっぱに おいしく そだつんだよ」

卯枝野由美子 について

(うえのゆみこ) 福岡県在住。普段は硬軟何でもござれの商業誌ライター(別名儀)をしています。絵本といえば、我が子への読み聞かせを、赤ちゃんから中学入学直後までできたことは、私の宝物です。(ちなみに、子どもへの最後の読み聞かせは、梨木香歩さん著『西の魔女が死んだ』) お問い合わせ先:yumikoアットitten-d.jp ※「アット」を@にしてアドレス先に入力。

大原司朗 について

(おおはら しろう)1967年生、福岡県春日市在住。グラフィックデザイナー、イラストレーターです。趣味で福岡市動物園のマレーバクほかの動物達のイラストや絵本を描いています。Twitter:@ohara_itten_d instagram:shiro_ohara HP: Design office ITTEN/ イラスト制作のご依頼、お問い合わせは: info@itten-d.jp