ひとっこひとりいない しずかな よみちを バクは ゆっくり あるきます。
「はやく うんこしないかな」
でも バクは のんびり あるきながら みちぞいの いえに かおを むけて はなを クンクン させています。
きのうより ちょっと とおくまで きました。
ところが ひどく ねむく なってきました。
バクと いっしょに あるくと ねむさが いっぽいっぽ ちかづいて くるのです。
これいじょう あるくと みちの うえで ねてしまいそう。
「もう むりだあ」
くやしいけれど、まわれみぎ。
かずくんは おうちに かえると ふとんに もぐりこみました。