◆二人の思いと才能が見事に融合
文を手掛けたレベッカ・ボンドさんは、この絵本を通してどこでもみんなが安心して眠れる大切さを伝えています。
その思いを汲み取ったサリー・メイバ―さんは、刺繍を通してまるで世界中の子どもたちを訪ね歩いたような気分で制作されたと語ります。
その二人の思いと才能が見事に融合した素晴らしい作品です。
この絵本を読むことで、世界に目を向けたり、違いを知りそれらを尊重し合うことの大切さも学ぶきっかけになります。
今も世界のどこかで子どもたちが、それぞれいろんな姿で寝ています。
それらを想像すると、私たち一人ひとりとみんなが場所や時間を超えて繋がっている感覚、みんなと一緒なんだなという一体感のようなものも同時に感じられるのではないでしょうか?
今、世界では貧困や戦争などで安心して眠れない子どもたちも多くいます。
安らかに眠れる場所がある、日本の恵まれた環境は、ありがたさもより一層感じます。
それらを子どもたちに与えられる、守れる大人でありたいものだとつくづく感じました。
ぜひ寝る前に親子で読む絵本の1冊として、こちらを加えてみてはいかがでしょう?