妖精ヤコブの冒険(2/3) 文・潮浜 優 絵・ゆき 「うわぁ、きれい・・・」 サーシャとヤコブは朝日をあびて空をとんでいた 「さぁ、どこへ行きたい、どこにでもつれて行ってあげる」 「じゃあ、海! 海が見たい!」 「ようし」 それから二人は 朝日にかがやく青い海を見て 雪がつもる、ゆうだいな白い山を見て 命の力にみちた緑の森を見て 世界中の、ありとあらゆる光を見た 2 / 3«123»