怒りのコントロール、アンガーマネジメントは現代において、大人だけでなく子どもにとっても重要なことです。
◆怒りを擬人化してみる
怒りがおさまったら、安心できるスペースで怒りを宙に浮かべてやり過ごすこと。そして、落ち着いたら「なぜ怒りが沸いたのか?」としっかり自分と向き合う時間を持つことが大切です。
怒りを擬人化してみて、何か言いたそうに思えた時は、「君は何に怒っているの?」と話しかけてみる内的対話も重要なポイントです。これは紙に書き出してもよいと思います。
怒りときっちり向き合い言語化して伝えるという訓練によって、より良い人間関係を築く土台となるはずです。
また絵本を通して、怒りの感情と向き合うポポリを客観的に見ることで、自分と置き換えた時により理解しやすくなります。
ご家庭や学校の授業で「怒りとの向き合い方」を話してみるのもよいでしょう。本作品は漫画のような、子どもに親しみやすいイラストで描かれ、とてもわかりやすくまとめられています。子どもたちの育ちを支える絵本として、ぜひ役立ててほしいなと思います。