日がくれた。ぼくはねむっていた。ゆめの中でぼくはネバネバダンスをおどっていた。くるくる回るごとに糸がまわりの人にからみついていく。
ほのちゃんもいる。ほのちゃんのお父さんお母さんもいる。イモムシやアリたちもいる。みんな大声で歌いながら、ぼくの糸をドレスのようにからだにまきつけていた。
ネバ ビバ ネバル
ビバ ネバ ネバル
ネバ ビバ ネバル
ビバ ネバ ネバル!
だれかがさけぶ。
「ビバ・ネバル、きみのねばりはさいこうさ!」
ああ、ぼく生まれてきてよかったなあ。
そうおもったところで、とつぜんからだががくっとゆれた。ぼくは目をさました。