「絵本・童話」カテゴリーアーカイブ

がめ島うらしま館（8/14）

「人魚、もっと、出て！」死んで、木の葉のように、ひらひら、しずんでいく人魚たちがかわいそうだとは思いながらも、美里は指がいたくなるほど、タブレットの画面をた

がめ島うらしま館（7/14）

美里は、画面の中の大介が、見みぶりで、自分に何かを伝えようとしていることに気が付きました。

がめ島うらしま館（6/14）

「鶴島かめ代です。いかがでしょうか、巨大水そうは？　ここがゲームの開始地点になります。では、かんたんにルールをご説明します」かめ代の顔を、パパパッと、８枚の

がめ島うらしま館（5/14）

５　うらしま館５、６階ぐらいありました。正面には大きな自動ドア。そのかたわらに、チケット売り場のような小窓。「こんなの、いつ、できたんや？　お宮はどこへ

がめ島うらしま館（4/14）

「待ってよ、大ちゃん。こうちゃんが、『島には行くな』って言ったでしょ」「だまってれば分からんよ」

がめ島うらしま館（3/14）

「かかった！」大介が糸を引き上げると、その先に、するめをはさみでつかんだまま、カニが、ぶらんと、ぶら下がっていました。

がめ島うらしま館（2/14）

「みーちゃん、波消しんとこまで行こう！」女の子たちとの遊びにあきた大介が、海水浴場と外海との境に置かれた波消しブロックを指さしました。

がめ島うらしま館（1/14）

「次は高巣、高巣。高巣海水浴場においでの方はここでお降りください」「しんちゃん、降りるよ！」美里は停車ボタンをおして、さっと、立ち上がりました。

コラム「絵本・童話創作のコツ」

コラム「絵本・童話創作のコツ」

当サイトの人気コラム「絵本・童話創作のコツ」（筆者：正岡慧子先生、すとうあさえ先生、新井悦子先生）が、この度書籍になりました。

つなぐ（10/10）

おじいさんはいったん、四つ葉のクローバーの手紙を机におきました。一杯のお茶を飲んで、心を落ち着けてから開けることにしたのです。