老人は、「分からん」と、ぶっきらぼうに首をふり、それきり、この映画のおしまいまで、なぜ、王子が99日目にいすからいなくなったか、その理由を教えてくれないのです。
どうにも、気になるではありませんか!
私は、この映画を思い出すたび、
「王子は、あと1日が、どうして、しんぼうできなかったのだろう?」
と、考えました。
ずっと、考え続けて、このごろになって、私は、ようやく、その理由が分かるようになりました。
ですが、ちょっと、待ってください。
本当に、それが正解なのでしょうか?
全然、ちがう理由だったのでは?
そこで、私は、こんなお話をこしらえてみました。
これを読んで、あなたはどう思われますか?
「そうだ、そう通りだ!」
と、感心してくださるでしょうか?
それとも・・・?