お金の使い方を楽しく学べる絵本

◆自分だったらどう使うか

今、この情報化社会において高いITリテラシーが求められています。誰もがスマホに持ち、子どもでも当たり前に扱う世の中だからこそ、そこにある危険性も決して他人事ではありません。

この絵本では現実社会で起こりがちな参考事例と共に、子どもはもちろん大人にもわかりやすく説明されている点が大変魅力です。
これを入口に正しい予備知識を得て、暗号通貨の正しい扱い方を知るきっかけにしてみるのもよいのではと感じます。

またこの絵本の中で3人の子どもたちがそれぞれ異なるお金の使い方をしていたように、自分だったらどう使うかな?と家庭や教育現場で話し合うきっかけにしてみるのもよいでしょう。子どもにお金の使い方を教える一つのツールとして絵本を活用してみてはいかがですか?

疲れた大人の心にもそっと寄り添い、癒しを与えてくれることと思います。ぜひご一読ください。

えもり なな について

江森 奈々(えもり なな)1985年神奈川県生まれ。千葉県在住。幼少期より母から良質な絵本を与えられて育つ。幼い頃から絵を描くことが得意で、小学生の頃は漫画を描く。中学生になると美術部に所属し油絵を始める。灰谷健次郎の「兎の目」に感銘を受け、10代は日本や世界の児童文学を読みふける。現在、保育士をしながら絵本や童話、紙芝居の創作、読み聞かせを行っている。画家・イラストレーター、モデルとしても活躍中。絵本は1500冊以上読破。2023年be京都にて初のプチ個展を開催。パレットクラブスクール19期絵本コース卒業。トムズボックス2019冬季ワークショップ修了。 『絵本作家になるには、絵が描けないと無理ですか』(CATパブリッシング)の挿絵を一部担当。 ●YouTube:【なないろ本屋/7's BOOKSHELF】 ●Instagram:【nana_museum】