ぜんぜん不思議じゃなかった３日間（8/15） ８ 第一夜 お盆の、花盛り町大字細八字猪甲乙に夜が来た。 ここ、佐熊山家にも、当然いらっしゃるはずだ。見えたり、見えなかったりする方々、すなわち、ユーレイの方た
ぜんぜん不思議じゃなかった３日間（4/15） ４ 遭遇 あたしの目の前には、海が広がっている。 どどどんと打ち寄せる波は、高い。 波打ち際を歩いているつもりでも、うっかりすると、波をかぶりそうになる。 いや
ぜんぜん不思議じゃなかった３日間（2/15） 耳当てがついて、頭の上に引き上げてあるのは、ゴーグルのようだ。 きりりとした眉の下、切れ長の瞳は、聡明そうな光をたたえている。 困った・・・、目が、離せない
WEB版『BOOK＆another story』（5/5） 『悪童日記』ーーセンセーショナルな内容でいながら、どこかファンタジックなこの物語は、戦争の色が濃く、悲惨な状況で生きる人々の様子を易しい言葉で、寓話的に綴ってい
