「絵本・童話」カテゴリーアーカイブ

猫アンテナ狂想曲（14/15）

猫アンテナ狂想曲（14/15）

手の甲に、「あっ！」小さな赤い円盤が飛んでいる！その痣を見たとたん、懐かしい想いがよみがえる。

猫アンテナ狂想曲（13/15）

猫アンテナ狂想曲（13/15）

「すみません。今、急いでいるので」「そんなに時間は取らせないが」と腕を取る男の人の手を、オレは、思わず払ってしまった。

猫アンテナ狂想曲（12/15）

猫アンテナ狂想曲（12/15）

光沢のあるグレーのパンツスーツ、きりりと着こなしたその人は、カツカツと靴音を響かせながらワゴンを押している。

猫アンテナ狂想曲（11/15）

猫アンテナ狂想曲（11/15）

「ご飯が炊けたぞ。アキラくん、おにぎりを作ろう。腹が減っては戦はできぬ、だ」セーターの腕をまくり上げる黒岩さんに、続いてオレも腕まくりする。そして、気づ

猫アンテナ狂想曲（10/15）

猫アンテナ狂想曲（10/15）

「チャ、チャッピーが・・・」台所に現れた猿神さんの顔から、生気がすっかり失われている。

猫アンテナ狂想曲（9/15）

猫アンテナ狂想曲（9/15）

「なんだ、黒岩じゃないか」ああ、この人が、気の毒な黒岩さんか。「なにしに来たんだ？」

猫アンテナ狂想曲（8/15）

家に着いたが、明かりは無かった。『売り家』暗視スコープゴーグルが映し出したのは、この３文字だった。

猫アンテナ狂想曲（7/15）

ここは、どこだ？見慣れぬ天井だ。オレは、だれだ？それは、わかる。オレは、朝日輝。

猫アンテナ狂想曲（6/15）

長靴を脱ぎかけるオレに、今度は、待てと猿神さんは目で告げて、「怪しい・・・」スッ。音を立てて空気を吸い込んだ。

猫アンテナ狂想曲（5/15）

「じつは、オレ、こどもの頃に、父親のカバンに入っていたキャットフードに手を出してしまいまして」「手を出したって、食ったのか？」