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桃から産まれた「あのコ」のお話。
桃から、、、てことは、「桃肌」「桃尻」体も桃の実? 汗は桃果汁? という発想から描いてみたくなり、こんなショートストーリーを描いてみました。

主人公のおにぎりちゃんは「一日一絵」で絵を描いていく中で自然と生まれたキャラクターです。
保育園で勤務していると、おむつをした子どもたちがうんちを出そうと踏ん張っている様子をよく見かけます。
その姿がとても可愛らしいので、そんな子どもたちとおにぎりちゃんを掛け合わせて絵本を創作してみました。

「おにぎりちゃんのうんちは何かな?」と考えた時、具の梅干しだったらかわいいなと思えたり、海苔もおむつのように思えたりしてきて、自然とお話ができあがりました。
純粋に楽しむための絵本として読んでいただけたら嬉しいです。

主人公のおにぎりちゃんは一日一絵で絵を描いていく中で自然と生まれたキャラクターです。
そのおにぎりちゃんを使って何かお話を考えてみようと思いこの作品を創りました。
また、この作品は絵本「ねずみくんのチョッキ」から構想を得ました。

おにぎりちゃんの帽子がいろんなフルーツたちの手に回ることで色が加わり、巡り巡って自分の元に帰ってきたときにはカラフルになっています。
自分が誰かの幸せや喜びに貢献できた時、それは巡り巡って与えたものよりももっと素敵な形で自分の元へ再び帰ってくる!
そんな私自身の実体験から感じた思いが伝われば嬉しいです。

保育園の0、1歳児くらいの子どもたちと遊んでいる時に、指で目と目の間をつまんで目をくっつけてみたところ、子どもたちがとても喜んでくれました。
子どもたちも一緒になって私の真似をし、お互いにおかしな顔を見せ合って笑いながら楽しみました。
中には「ちょっとこわい!」という子どもの声もあって、これを絵本にしたら面白そうと創作のヒントを得ました。
また、今回使用した画材は色鉛筆のみで、マーブル色が出せる特殊な色鉛筆も使用してみました。全体を通して柔らかい印象で描いています。
「じろ、じろ、じー」と声に出しながら、ぜひ子どもたちと楽しんでいただけたら嬉しいです。

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こえの するほうを みると、いちわの ことりが いました。
ことりが、おちてしまった じぶんの すと、たまごの まえで ないていたのです。
それを みたとたん、ポナシと カルルは、おなじことを さけんでいました。
「おねがい! ことりの すと たまごを もとに もどして!」

けがの てあてを すませた カルルと ポナシは、とうとう ねがいの はなを みつけました。
けれども それは たかいがけの うえに あって、のぼれそうに ありません。
「そうだ、あれを つかおう!」
ポナシは ひらめいて、リュックを さぐりはじめました。

この いきものは、カルルという なまえで、あの おそろしい ガルルの なかまでした。
でも なぜだか、カルルにだけ キバが はえて いないそうです。
それで カルルも ねがいの はなを みつけて、キバが はえるように おねがいしようと していたのでした。

マププランドの すぐちかくにある ルルガもりには、”ガルル”という するどい キバを もった、おそろしい かいぶつが いるという うわさでした。
もし かみつかれて からだに あなが あいてしまったら、ガスが ぬけて しぼんで しまうので、マプたちは もりには めったに ちかづかないのです。