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おおじゃぐちは、とっても おおきかった。
おとなたちが なんにんかで まわしはじめた。
だけど なかなか うごかなかった。
「ボクらも てつだおう!」
「おー!」
さっき、いっしょに あそんだ カミナリの こどもたちも くわわった。
「えいや こらや やっとこせ!」
ギ、ギギギ・・・と おおきな おとを たてて おおじゃぐちが まわりはじめた。
ザンザカザー
つぎの しゅんかん、おおあめが ふったんだ。
ボウボウに もえていた もみのきの ひは、またたくまに ちいさくなった。
「よかった。やまかじは ふせげたぞ!」
「やったぁーっっ!!」
ボクらは みんなで だきあって よろこんだ。
ボクは、たかし。
しょうがく 3ねんせい。
なつやすみの しゅくだいで、ひまわりの かんさつにっきを つけている。
そのひも、ひまわりに みずを やろうと にわに でるところだった。
そしたら、ボクんちの にわに アタマに ツノのある おとこのこが おちてきたんだ。
ひゅー!
ボクは、すっごくビックリした。
でも、つぎの しゅんかんには おおケガしてないか しんぱいで かけよったんだ。
「だいじょうぶ? ケガしてない?」
「いたたたた・・・! ヒザを すりむいただけみたいだ」
めに なみだを うかべていたけど、げんきそうなので ボクは、あんしんした。
きゅうきゅうばこから、ばんそうこうを だして ヒザに はってあげた。
「ボク、たかし。キミは?」
「おいら、カミナリこぞうの ガラガラドン。たかし、たすけてくれて ありがとな」
「でも、こまったね。どうやったら、キミを おそらに かえせるんだろ?」
ボクは、かんがえこんで しまった。
そしたら、ガラガラドンが ボクに しつもんしてきた。
「ねぇ、たかしは、にじを つくれる?」