バナナが たべたい しろクマくん(1/4) さむい きたの くにに すむ しろクマくんの ところに、てがみが とどきました。 まちの どうぶつえんに すむ ともだちからです。 「げんきですか? ぼくの うちは、こんな オリだよ。 せまいけど、たのしいことも ある。 きのうは、となりの オリの サルくんから、おやつを わけて もらったんだ」 1 / 3123»
やねの うえの いぬ ツージャムくん(4/4) ぼくの げんきが なくなって みちに ゴロンと ねころんだとき、そらから 「かあ! かあ! かあさーん どこなのー」 「カラスの かぞくだ!」 ぼくは めを こらして そらをみた。 バサ バサ バサ!! 「うわあ!! カラスの かぞくって こんなに いたの~!?」 1 / 3123»
やねの うえの いぬ ツージャムくん(3/4) こんどは やねの したに くろい はねを みつけた。 「きみたち カラスの かぞくだね! むかえに きたよ」 「まあ! しつれいね! ぼくたちは コウモリだよ。やっと ねむれたのに おこすなんて ひどいよ!」 「ほらあなが ないから ここで くらしてるんだけど まちが うるさくて ねぶそくだよ」 じゃあ! ぼくが ねどこを つくって あげるよ!! 「ええ!? きみが しずかな ばしょを つくれるって いうのかい?」 「だいじょうぶ! ぼくは やくに たつ すごい いぬなんだ」 1 / 3123»
やねの うえの いぬ ツージャムくん(2/4) 「あら ゆうひが きれいねえ」 ごしゅじんさまが やねの うえに やってきた。 ぼくの かつやくを きいて ごしゅじんさまは よしよし いいこって いってくれるぞ。 と おもったら 「ああ つかれちゃった。さっき ツージャムくんが ペンキこぼしちゃったでしょう? おそうじに まだ じかんが かかりそう。こんやは ここで ねてちょうだい」 ・・・ごしゅじんさまと ぼくは いつでも どこでも いっしょに いたのに・・・。 1 / 512345»
やねの うえの いぬ ツージャムくん(1/4) ぼくは いぬの ツージャムくん。 ペンキぬりの おてつだいを していたけど ごしゅじんさまは ふでを ぼくから とりあげて 「ツージャムくん! ペンキぬりは いいから いつもの ばしょで ひなたぼっこでも していて ちょうだい」 そんなわけで ぼくは いま やねの うえに いる。 おひさま ポカポカ いつも ここで ひなたぼっこを しているんだ。 だからって ぼくは ボーと ひなたぼっこするような いぬじゃ ないのさ。 さっきの ペンキぬりは たまたま しっぱいしただけ。 ぼくが ほんとは やくに たつところを みせて あげる。 1 / 41234»
ワニの おいしゃさん(6/6) それから なんにちか たったころ。 フルーツワニの いえの まえには どうぶつたちの ぎょうれつが できていました。 「ことりに きいたんだが ここに くれば ケガが すっかり よくなるらしいぞ」 おれいの フルーツを もって つぎつぎと どうぶつたちが ならびました。 1 / 41234»
ワニの おいしゃさん(5/6) 「ちいさいころは きから よく おちて ケガしたものさ。 だから、しぜんに てあての しかたは おぼえたんだ。 ケガを した キミを みたとき、かあさんの ことを おもいだして ほっとけなかったんだ」 1 / 3123»
ワニの おいしゃさん(4/6) フルーツワニは、こぼした ハチミツを ふいています。 「たすけてくれて ありがとう。フルーツワニさん」 「ことりさん、いいんだよ。こわい おもいを させて ごめんね」 1 / 41234»
ワニの おいしゃさん(2/6) 「よぉ! げんきか? フルーツワニ」 (フルーツワニ? フルーツワニって なに?) ことりは、しょっきだなの おくに かくれて ぶるぶる ふるえるばかり。 1 / 41234»