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ヤマバクの おかあさんと いっしょに マコちゃんが かえってきました。

マコちゃんは いいました。
「ねえねえ おかあさん いれかわってたの きづいてたんだって」

アコちゃんは いいました。
「そう さいしょから しってたの」

歴史上の偉人たちを猫に仕立て、彼らが住む月猫荘を舞台にイラストを描いてみました。
102号室は・・・!
203号室は・・・!!
301号室は・・・!!!
ぜひ、それぞれのお部屋をのぞいてみてください。

それから、いろんな どうぶつの ところにいったが、どこでも、みんな、いうことは おなじ。
「ああ、かみさま。このこは、この かしこい あたまで、わるい いたすらばかり、かんがえるんです」
「このこは、とおくまで みわたせる、すばらしいめを もっているのに、テレビばっかり みて・・・」

「ううむ、ううむ。こどもというのは、おやが のぞむようには ならんものだの。ありのままの こを、だいじに するといった、タヌキの ふうふは、いちばん、よい ねがいを したかもしれん」
そう おもいながら、かみさまが さいごに、タヌキの ふうふを たずねると・・・。

かみさまは、まず、クジャクの ところへ いった。
と、クジャクの ふうふ、なにやら、どろの かたまりの よこで、シクシクと ないている。

「これこれ、どうしたのじゃ。のぞみどおり、とくべつ うつくしいこが、うまれたというのに」
「ああ、かみさま。みてください。このこは、どろんこあそびばっかりして・・・。はねは ズタボロです」

なんと、どろの かたまりだとおもったのは、このよの どんなほうせきよりも、うつくしく かがやく はねを もった、クジャクの こども。
「う、うつくしい はねの こどもが、じ、じまんだったのに」
さめざめとなく、クジャクの ふうふ。
かみさまは、なぐさめることもできず、そっと そのばを たちさった。

どうぶつたちは、いろんな ちからを、わがこに ねがった。
「もりの すべてを みわたせる、すばらしい めを ください」
「おおきな、ほほぶくろ。たべものいっぱい、つめこめるの」
「かしこさを。なにが おきても、ちえで のりきれるように」

さて、これで ぜんぶかと、かみさまが みわたしたとき、タヌキの ふうふが、めに とまった。
「おや、タヌキは、まだ ねがって おらんな。そなたたちの こには、どんなちからが、ほしいかの?」

きたかぜを あいずに、もりの どうぶつたちが、ふゆの したくを はじめたあるひ。
ぷかぷかくもに ねそべって、かみさまは、かんがえた。
「どうぶつたちは、まいにち、がんばっておるのう。ごほうびに、うまれてくるこに、とくべつな ちからを、さずけてやろう」